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2024/05/05 (Sun)
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2008/05/07 (Wed)
「第39回 クラシカルギターコンクール-本選(08'05/03) 」
Comments(0) | TrackBack() | コンサートレポート
本日は本選のレポート。

開始:17時30分
参加者:2次予選通過者上位6名

課題曲:F・モレーノ=トローバ-ソナティナ(リピート省く)
自由曲:各自”本選自由曲”に明記されたものを演奏する。




本選は2次予選終了後に行われる前回優勝者によるゲスト演奏(16時30分より)を挟んで開始します。
ゲスト演奏中審査員の先生方は上位6名を選抜していたわけです。

もちろんその間、我々参加者は各々食事をしたり、演奏を聴いたり、はたまた本選に参加するつもりで練習したりする事になります。

コンクール当日は毎度の事ながら、この空白の時間が最も重い時間となります。
今までのコンクールでも、食事は咽喉を通らない・人の演奏など聴いている余裕はない・(本選に残っているとも思えないので)練習も出来ない・・・。


なんという小者っぷりでしょう・・・。






ですが、今回ばかりは違います。
夕方でしたが、会場の喫茶店で少し遅めの昼食として
アーリオ・オリオ・ぺペロンチーノを食べ

ニンニクパワー注入!


さあ、ゲスト演奏を聴くぞ!と思った矢先、
2次予選時に舞台袖に「足台」を忘れて来た事を思い出し、本番中であるにも関わらず、控え室~舞台袖間を一人でウロウロ探し物・・・。

ゲストの方、運営の方へ・・・この場を借りて深くお詫び申し上げます。





とまあ、
こんな風にいつもとは違う結果待ちをする事になります。いいんだか、悪いんだか・・・。
ところが、やはりいつもの如く本選進出の自信は全くなく、結局練習するまでには至りません。



おかげで
本選進出者発表の際は、誰よりも自分が驚く羽目になりました。

それ程、今回の予選は反省点が山積りだったのです。
(正直に言って、予選終了後結果を見ずに帰ろうと思った。)







そして本選開始。
予選の演奏順?50音順?か覚えてませんが、6人が順番に本選演奏順のクジ引き。
どちらにせよ僕のクジ順は最後。


残り物には福がある・・・。












なんていうのは大嘘。
見事6番手。大トリを務める羽目に・・・。

クジ引きの順番も最後なので(1~5の数字は既に出ているし)、
わざわざクジを引く必要もなかったのですが、とりあえず記念にクジ引き。
案の定6番。(;-_-) =3

6番手なのでゆっくり本選曲の再確認開始。
実際出番が来たのは何時頃だろう・・・?覚えていない。








そしてようやく本題。
さあ!(一人で)反省会だ!!
くだらない前置きが長くて大変申し訳ありません。




そもそも今回のコンクールでは、予選課題の2曲をばっちり弾いておく必要がありました。
控え室での予選参加者をパッと見ても、他にも多くの方が本選に残る可能性を持っていたようにも見えました。

本選に残るつもりで本選の練習までをも完璧にしたけれど、
わずかな僅差で落選の方もいらっしゃったと思います。

「先」の事まで考えてしまう人に「今」を超える事は出来ないという事なのでしょうか?

まずは予選通過を確実にしなければ・・・。
全参加者37名のうち、まず上位6名に入らない事には、本選に参加する事すら出来ない。
参加者が多く、非常にシビアなコンクールですので、なおさらです。




実は僕自身も課題曲の難曲っぷりに苦戦し、なかなか本選曲まで練習が及びませんでした。
おかげで今回はたまたま予選通過に至りましたが今後もこんな事をし続けるようでは、話にならない。本気でそう思います。

大いに反省、そして次回に活かしたい。
常に「勉強しよう・成長しよう」という気持ちは忘れません。

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課題曲:F・モレーノ=トローバ作曲 ソナティナ
自由曲:M・カステルヌォーヴォ=テデスコ作曲 タランテラ/W・ウォルトン作曲 5つのバガテルより 3・4・5楽章



トローバの「ソナティナ」に関しては、このコンクールで初めて取り組んだ曲ではありません。
以前少し取り組んで、そのまま「お蔵入り」していた曲を新たに引っ張ってきた。

が、
流石本選の課題曲。難易度が半端ない。

「アラール~」ばりの苦戦っぷり。
これと同じくテンポ設定に問題あり。

2楽章はさておき、1・3楽章はもう少しテンポを上げておく必要があったような気がする。
この曲に関しての反省点は「アラール~」と同じ。
限られた時間内で、自分に出来る限りの努力はしたが、妥協ありの演奏です。

この曲は昔からわりと好きだったので、このまま練習を続ける事にする。
いつか必ず、お客様全員を満足させる事が出来るようになると、この場で誓います。




そして、自由曲・・・。
今回最大の反省



「自由曲なのに、あのザマはなんだ!?」
と東京からの帰路、反省し続けた。



1曲目・・・「タランテラ」
この曲は、かなり長い間お世話になっている。
大変良い練習になるので、大学入学以来弾き続け、共に成長してきた曲。
すでに様々なコンサート・コンクールで演奏し、かなりの自信もあった。

しかし、
演奏中盤で疲れだし、突如頭がボーっとする。
一部止まりそうになるし、弾ける筈の決め所が決まらない。
スタミナ不足か?それとも出番まで練習を続けた所為の疲労か・・・?







ニンニクパワーを注入した筈なのに・・・!!











冗談はさておき、
とにかく最も得意なはずのこの曲で、あの演奏では情けない。

同じ理由で
2曲目・・・「5つのバガテルより 3・4・5楽章」
でも苦戦する事になる。

5楽章に入った頃には、すでにスタミナ切れ。
なんとも恥ずかしい演奏になってしまった。





そもそも「こんな状態で本番に望んだ」事に反省。
もっと事前に準備しておけば・・・
本番前の体調管理をもっとしっかりしておけば・・・


言い出せばキリがない。





・・・・・





と、
色々考えたが37人中3位を受賞しておいて、反省してばかりでは他の方に失礼な気もします。
本番が終わった後で、何を言っても所詮「言い訳」でしかありません。

「もっと練習してから本番に臨めば良かった。」
こんな事は参加者全員が、当然のように感じた気持ちの筈。

素直に「結果」として受け取ろう。






今回は、
大阪から単独・無名で挑んだ僕のようなギタリストに、3位という名誉を与えて下さった審査員の先生方に大いに感謝すると同時に、今後の課題を見つけた事によって新たな自分の可能性に出会えた事を幸運だと感じながら、コンクールレポートを終わりたいと思います。

これからも「前進あるのみ」です。





長文な上、駄文ですが、
最後までお付き合い頂き、誠にありがとう御座いました。
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