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2008/02/03 (Sun)
「Pablo Casals/J.S.Bach:Cello Suites(2CD)」
Comments(0) | TrackBack() | お気に入りのCD
またしても久しぶりになります。

お気に入りCDコーナー。
前回の紹介が12月24日。だいぶ開いてしまいました。
しかも今回でようやく第5枚目です。
もう少しCD紹介を重点的にしようか・・・?



本日紹介するCDは・・・。


J.S.Bach:Cello Suites
Pablo Casals

前回に引き続きバッハ曲集の紹介です。


でもこれを紹介してもよいものか・・・?なんて
今回に限り結構悩んでしまいました。







1.無伴奏チェロ組曲第1番
2.無伴奏チェロ組曲第2番
3.無伴奏チェロ組曲第3番
4.無伴奏チェロ組曲第4番
5.無伴奏チェロ組曲第5番
6.無伴奏チェロ組曲第6番
(CD2枚組)


今回紹介するCDは、
チェリスト・指揮者・作曲家のパブロ・カザルスが演奏する無伴奏チェロ組曲全曲。
これが(↑)まず紹介するのをためらった点でもあります。
ギター関係ないからね・・・。

ですがこのチェロ組曲。
ギター編曲で演奏されていることも多いのです。

そもそも音楽の父・バッハはギターオリジナル曲を一曲も残してくれませんでした。
当時ギターよりは、むしろリュートが栄えていたようです。
ギターはこれより後の時代から徐々に演奏されるようになってきます。

現在、ギターで演奏しているバッハの曲はチェロ・ヴァイオリン・オルガン・リュート等の曲を編曲したものが大半です。





ギターの話はさておき・・・。




今回紹介するパブロ・カザルスはチェロ界の歴史においても重要な役割を果たした人物です。

13歳の時スペイン・マドリードの楽譜屋でバッハの「無伴奏チェロ組曲」を発見し、
25歳の時に公開演奏会を行い、それまではただの「練習曲」として扱われていたこの作品を
今後の音楽史に残すべき名作であるという事を世に知らしめました。

・・・というのがカザルスの有名な話です。

他にも近代チェロ奏法の開拓者であったりします。
(カザルス以前のチェロ奏法は現代と異なる物でした。)



そんなカザルスが演奏している録音を一人の音楽家として聞かない訳にはいきません。

ただ・・・紹介するのに迷った点その2。
「あまり音楽慣れしていない人には汚い音に聴こえてしまう」
と言う事。

録音が古い事が原因です。
ですが、どの楽器でも当時の録音を聴こうと思うと音が汚くて当然。
こんなもんなのです。

カザルスに発見されたチェロ組曲は、
現在まで多くの人によって研究・解釈・演奏されて磨かれてきました。
現代の演奏と比べると大したものではないと思われることもあると思います。

僕自身他にも多くのチェロ組曲を持っています。
良い演奏もたくさんあるのですが、少なくともカザルスのような演奏は他では聴けません。

やはり最終的に聴きたくなるのは、原点でもあるこのカザルス盤なのです。

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